旅行写真の通行人を消すには:主役と元の風景を保つコツ
目立つ通行人から部分的に編集し、人物や背景の残す範囲を指定。石畳の目地、手すり、影、名所の細部を確認します。使い回せるPagePopの画像編集プロンプトも紹介します。

旅行写真に通行人が写り込んでいるときは、まず被写体よりも目立ってしまう1〜2人を選び、その部分をAIで編集します。遠くを歩く人や通り沿いに座る観光客は、街の広さや旅先の雰囲気を伝えてくれることもあります。全員を消す必要はありません。
元の風景を保つには、2つのことを分けて考えます。すでに見えている建物、木、路面はできるだけそのまま残し、人に隠れている部分は新しい画素で補います。自然に埋まったからといって、補われたドア、窓、看板、階段が実際の姿と同じとは限りません。
周囲に手がかりが残っている場所から始める
同じ場所で連写した写真を見返し、主役の表情、手、服がきちんと写っている1枚を選びます。ほかの写真では建物が遮られていないなら、修復するより写真を替えるほうが手間を省けます。元の写真を残したうえで、編集する写真を選んでください。
まずは画面の端にいて、主役と重なっていない人から試せます。例えば、石畳の上に人が立っていて、その左右に道の流れが見えていれば、消したあとも周囲の質感や遠近感と照らし合わせられます。人が自分の腕の前に重なっていたり、店の看板全体を隠していたりすると、補われた部分の判断はずっと難しくなります。
残す価値がある場面も2つあります。遠くの人々は広い広場の大きさを伝え、露店の前に立つ人はその場で何が起きているかを説明してくれます。人を消す目的は、主役を見やすくするだけでも十分です。にぎやかな通りを無人の街にする必要はありません。
「誰を消すか」と「何を残すか」を一緒にPagePopへ伝える
一部の通行人を消したいときは、PagePopの画像編集アシスタントを使えます。写真をアップロードして、編集する位置と残す範囲を文章で伝えてください。位置は画面の左右を基準に説明し、服の色や近くにある物も添えます。「後ろの人を消して」だけで済ませないようにします。
以下は、左側の通行人が目立ち、中央の人物は残したい旅行写真の例です。服装や位置を自分の写真に合わせて書き換えてから送信してください。
この旅行写真を編集してください。画面左側の石畳の上に立っている、赤いトップスの通行人だけを消してください。
中央の白い上着の人物は、顔立ち、髪型、ポーズ、体の比率、手、服をそのまま残してください。
遠くの人々、右側の店、木、手すり、空を残し、背景は置き換えないでください。
削除した部分は、周囲にすでに見えている石畳だけをつなげて補い、目地の方向、幅、遠近感を保ってください。
地面の影は、この通行人のものだけを処理してください。主役、木、建物の影は残してください。
ドア、窓、看板、植物、装飾を追加せず、全体の色調、構図、縦横比を変えないでください。
まずはこの1か所だけ編集してください。
この指示は、通行人の後ろが主に地面になっている写真に向いています。建物の入口を隠している場合は、「石畳で補う」をそのまま使わないでください。まず、入口の構造が判断できるだけの部分が見えているか確認します。重要な細部が完全に隠れているなら、その部分は残す、別の元写真を選ぶ、画面の端にある邪魔な部分をトリミングする、といった方法を選びます。
最初に主役を確認し、次に背景の線をたどる
結果が出たら、元の写真と編集後の写真を同じ大きさで表示し、変えたくなかった部分を比較します。中央の人物の指、リュックのストラップ、服の裾は変わっていないでしょうか。店の看板の文字、ドアや窓の数、壁の古びた跡まで描き直されていないでしょうか。人が消えていても、こうした部分まで変わっていたら、まだ要望どおりの仕上がりではありません。
次に、削除した部分を見ます。石畳は色が近いかどうかだけで判断せず、編集範囲の外にある目地を1本たどり、自然につながっているか確かめてください。手すりも同じです。横の棒が急に曲がっていないか、人がいた場所だけ縦の棒の間隔が狭くなっていないかを見ます。似た質感が広がる部分は縮小表示では違和感を見落としやすく、拡大して初めて継ぎ目に気づくことがあります。
影と反射は別に確認する必要があります。人を消したのに地面に人型の影がはっきり残っていると、編集したことがわかってしまいます。ただし、その影を消そうとして木陰や主役の足元の接地影まで消すと、元の光の関係が崩れます。特にガラスの反射は店内の物と混ざって見えやすいため、何が映っているのか確認できない場合は、削除範囲を広げるより1か所手を加えずに残すほうが無難です。
次の修正では、今見つけた問題だけを伝える
PagePopでは、チャットで続けて修正できます。最初の編集を確認してから、反対側の気になる部分に進みます。空の差し替え、肌の補正、色調整、広い範囲の人物削除を一度に重ねると、どの作業で元の写真が変わったのか判断しにくくなります。
例えば、通行人は消えたものの、補われた2本の目地の向きが違う場合は、次のように伝えられます。
この版では、中央の人物と建物は適切に残っています。
左下の、赤い服の通行人がいた範囲にある石畳の目地だけを修正してください。
その範囲の両側にある元の目地の方向と幅につなげ、奥に向かうにつれて遠近感に合わせて徐々に狭くしてください。
現在の光と影、地面の色を保ち、人物、店、手すり、ほかの範囲は変更しないでください。
人物の輪郭が削られたり、看板の文字が変わったりしていたら、元の写真をもう一度添付し、残したい細部を指定して、より狭い範囲からやり直します。すでに元の写真から離れた結果を修正し続けると、誤った細部を土台にして次の編集を重ねることになりがちです。
隠れていた風景は「本物らしさ」だけでは確認できない
観光客が窓の半分を隠していれば、AIは形として自然な窓を補うかもしれません。何人かが建物の下部を隠していれば、整った階段が現れることもあります。しかし、その1枚の写真だけでは、もともとどのような構造だったのか確認できません。旅行記録として名所を正確に残したい場合は、こうした補完を実際の姿の復元と考えないでください。
最後に、スマートフォンで実際に共有するときの大きさに戻し、主役が見やすくなったか、街にそのときの雰囲気が残っているかを確認します。カメラの近くにいた1人だけを消し、遠くを歩く人は残すだけでも十分かもしれません。元の写真と気に入った編集版は別々に保存してください。広い範囲を生成して補った場合は、投稿文にもAIで編集した画像であることを記載します。
